自然薯

じいじ

今日はじいじの話(*ˊᵕˋ*)

じいじは自然薯が大好き!

うちはちょっとした崖の上に建っている。
崖を斜めにコンクリートで固めてあり
その下にはコンクリートの細い道がある。
幅は2メートルくらい。

じいじはある日
「そうだ!あそこのコンクリートの道に
自然薯を植えよう♫
自然薯は横にはわせよう( ˘꒳​˘)」
と思いついた。

まず、どこから集めて来たのか知らないが
えっちらおっちら
穴の空いたコンクリートブロックを運んで
1 × 10メートルほどの
長方形の囲いを作った。

次に、たぶんサンタクロースのそれより
頑丈で大きな袋を探してきた。

うちの近くには幅10メートルほどの
ちょっとした川が流れている。
そこに流されてきた砂や土が溜まって
中洲のようになっている所がある。

じいじはよっこらしょっと
中洲まで降りて行って、
その土をサンタクロースみたいな袋に
シャベルか何かで少しづつ入れていく。

で、それをまたどっこいしょと
それこそサンタクロースみたいに担いで
コンクリートの道まで運んでくる。
土だし、かなり重たい。
その上結構な登り坂だ。

じいじが土を運んでいる姿は
水戸黄門の主題歌
「じーんせい、楽ありゃ
苦ーもあるさ〜♫
挫けりゃ誰かがさ〜きに行く〜♫
あ〜るいて行くぅんだ
しっ〜かりと〜
自分のみ〜ちをふ〜みしぃめて〜♫」
この歌がバックグラウンドミュージック
としてマッチする。

コツコツコツコツ·····
えっちらおっちら·····
毎日毎日·····
川から土を運んで
少しづつ少しづつ
長方形の囲いの中は土で満たされていった。

次に、自然薯の蔓がつたって伸びて行くように細い竹を何本も切ってきて
壁に立てかけて紐で横につなぐ。

気の遠くなるような作業だ·····
とて真似出来ない。

スーパーに行ってお金を払えば
すぐに手に入る自然薯を
自分の手で畑から作っていく·····
じいじにとってその自然薯収穫は
無上の喜びなのだろう。

コンクリートの上で横に育った自然薯は
片方が平らになっていた(*^^*)

私たちはただありがたく
その恩恵に預かり、
粘りの強ーーい自然薯に舌づつみを打った(*´༥`*)

今日はここまで
またねーーー(^_^)/〜〜〜さ

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