ばあばは週に3回ディサービスに出かける。
朝9時すぎに家まで迎えに来てくれる。
ばあばがまだ80代のころは
「あの人がディサービス行き始めだだってよー。わっちゃーやだよ、あんなとこ行くのっ」なーんて言っていて
まるで姥捨山か
童謡を歌うなんて聞くと幼稚園みたいな
イメージで偏見のかたまりだった。
自分はまだまだ元気だし、
自分の自由にやりたいことがしたい
という意欲のあらわれでもあった。
足も丈夫でシルバーカーと共に
結構遠くまで歩いて行っていた。
「わっちゃー足が丈夫だから、
どこまでも歩いて行っちゃってさ、
うちが分かんなくなっちまうと困るよー」
と冗談だか本気だか分からないようなことを言って自分で笑っていた(¬_¬)
そんなばあばもだんだんと
病名がついて弱気になってきたのと、
家にじいじと2人で一日中顔を突合せていると、お互いストレスで煮詰まるらしい。
時々、じいじに怒鳴られて
玄関先で涙を浮かべていたりした。
ばあばは話好きだけど、
じいじは耳が遠くて頑固だし
話がちっとも通じないから
会話もあんまりなくて
全然つまらない·····
寝るか·····
となる。
こりゃあ、やっぱりディサービスに
お願いして2人が離れる時間も必要だろう。
広いお風呂にも入れてもらえるし、
おしゃべりもできるし、
みんな親切だし、
いろんな催しや楽しみもあるし、
昼ごはんもおいしいし、
ディサービスはいいよ〜〜〜♫
行ってみて嫌ならやめたらいいし〜
そんな感じでジワジワと説得するうちに
だんだんと気持ちが変化してきて
なら試しに行ってみるか!
という気になった。
昨日はディサービスが楽しみすぎて???
朝8時に小雨の中をおかめの家まで
シルバーカーも押さずに傘をさして
「今日はディサービスだよね〜」
とやってきた( °_° )
おかめはまだ頭もボサボサで
これから洗濯を干すところだったから
「まだ時間が早いからね〜」と
ばあばにお茶を入れて、
アレクサに美空ひばりの「愛燦燦」
をかけてもらって
ちょいと待っていてもらった。
今や、ディサービスは大きな楽しみの
一つとなった。
帰ってくると「疲れたよー、お腹空いた」といいつつ表情は明るい。
そして、昨日の夕方には
おしゃもじくんによって
「 ディサービスは迎えに来るから
家で待つように 」
と、でっかい字で書いた
張り紙がされたのだった(≧▽≦)
またねーーー(^_^)/〜〜〜
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